血圧を測定している男性医者
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コレステロールの高血圧への影響と軽度場合の対応

高血圧のリスクとして高いコレステロール値(悪玉と呼ばれるLDL型が該当します)は以前から注目されており、進行リスクをコレステロールが正常な人に対し2~3倍に増加させます。
そのため、軽度な高血圧症が重症化する可能性があります。
実際に調査を行ったところ、高血圧の人のうち55%はコレステロール値が高めで、反対に高コレステロール血症の人の中では43パーセントの血圧が高めとなる結果が得られており、両者の関係が示唆されています。
これは、高いコレステロールが体内の血圧をコントロールする仕組みに作用して悪影響を及ぼすためです。
病理学的には、コレステロール値が増えるとレニン‐アンギオテンシン系との相互作用が発生し、血圧を上昇させると考えられています。

では、このような場合に体内の血管ではどのようなことが起きているのでしょうか。
これには、血管の内部が狭くなることで血液が流れにくくなり血液の勢いが増すことや血管が弾力性を失い血流の圧力変動を吸収しにくくなってしまうことが想定されています。
さらに、環境的な追加要因として激しい運動によって血液循環量が増え血管壁にかかる圧力が高くなること、寒さやストレスなどで血管が収縮してしまい強い圧力がかかることなどが血管に対してダメージを増やしています。
特に、コレステロールにより血管の弾力性がなくなると動脈硬化の現任にもなるため、合併症として心疾患・狭心症・脳出血・脳梗塞・腎臓病など様々な症状を引き起こしてしまいます。

症状が軽度な場合は運動療法や食事療法が進められています。
特に運動療法は軽度な場合の代表的な治療方法で、コレステロールを下げると同時に筋肉量など身体機能の向上も図れます。

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